わらべ館WEBサイトのリニューアル

年度末に関連した仕事もようやく落ち着き、ようやくほっとできる週末。

目に映る世界が穏やかに見える・・笑

さて、その中でも一番比重が大きかった案件が、『わらべ館』 WEBサイトのリニューアル。 

わらべ館さんからは以前から、リーフレットやチラシ、唱歌集といったお仕事を依頼いただいてました。 

 ▲『リーフレット＆チケット』 以前のものは子ども向けの施設というイメージが強く、年配の客層も増えている中でのミスマッチ解消ということで、落ち着いたトーンで作成。 

▲『唱歌教室』チラシ 支給いただいた描き下ろしイラストは、あの亀田製菓「おばあちゃんのぽたぽた焼き」パッケージイラストを手掛けるモリミワコさん。 

▲『わらべ館 唱歌集』 イラストは鹿野町出身で大阪を拠点に活動されている、ひやまちさとさん。期待通りのどこか懐かしくやさしいタッチで描き上げていただきました♪ 「春が来た」「我は海の子」「大黒様」「朧月夜」等懐かしい曲がずらり。

 表紙の紙も、表裏で色が違うボルダという紙を使用。これで32曲も掲載されて販売価格200円は安い！受付横で売られています。

そんな中、昨年夏ごろからWEBサイトも更新したいというご相談を受けました。 当初は本格的WEBサイトはWEB専門の会社さんにお任せした方が良いのでは？と返答していたのですが、デザインの統一感のことを考えると、間に入る必要性を感じ、ならばシステム構築ができる方を探してデザインとシステムを分業するやり方ならこちらでも可能かも・・という流れでお引き受けしました。

ということで、昨年秋頃からデザイン案を出しつつ方向性を探り始めたのですが、 当初はリーフレットのイメージを踏襲しつつ、WEBサイトも落ち着いた方向性へと思っていましたが、わらべ館をデイリーで使っているのは子育て世代なこともあり、メイン使用者はそこを軸に、子どもっぽさは抑えつつ、あまり落ち着きすぎないバランスで制作することに。

というか、打ち合わせの中で、見せていただいた開館時に配布された広報用パンフレットデザインのクオリティが凄く高く、現在でも色褪せないデザインでした。館内も鳥取県施設の中でもトップレベルのデザイン空間。

建物も旧県立図書館の建物を残しつつ未来的な新築部分と融合していて、独特な佇まい・・・ ですので、当時作られたロゴやイラストは極力使用し、開館当初のイメージを引き出しつつ、現代のテイストに落とし込んでいくことを意識しました。

そして、旧サイトの大きな問題点が、スマホ対応してないことと、展示室や内部の写真が小さく、どんな展示内容なのか伝わりづらいということだったので、TOPページで各部屋の写真が大きく見れて、かつ一言でどんなコンセプトの部屋なのかを表す言葉を入れたものを提案したところ、気に入っていただけたので、昨年冬頃から本格的に作成を開始。

写真素材が足りないことから、お客さんが少ない平日昼間に親子さんモデルで撮ることとなり、モデルの手配はTottori Mama’sの中井みずほさんにお願いし、広いネットワークで平日昼間でもOKな親子さん(お父さんも一緒に!)を迅速にご提案いただき、感謝。 

撮影は以前からお仕事を依頼したかった西部方面で活躍されている、フォトグラファーの余 有奈さんに依頼。空気感や構図が女性らしい柔らかな作品が多く、カット数も多い一日がかりの撮影でしたが、モデルの女の子とのやりとりも上手で助かりました。  

そしてシステム部分を担当していただいたのは、和多瀬 彰さん。和多瀬さんとはUターンした時期が同じような時で、東京でレコード会社に勤めていた経歴や、同じくらいの子どもを持つ親であったりと、何かとプライベートでも共通項があります。そして、システムも組めるのに、デザインも出来る方なので、そういったところでも頼もしい方です。随時アドバイスいただきつつ、更新しやすい設計かつ、利用者にも見やすいサイトに仕上げてもらいました。ちなみに、アウトドアLOVEなBlogも参考になる内容ばかり★ 

ということで、半年がかりの長期案件でしたが、協力いただいた皆様に助けられ、無事今月にリニューアル＆公開でき、一安心しております。 。

今日は、妻子とともに、コトリンゴさんのLIVEへ。メジャーアーティストの歌声が入館料だけで楽しめるという破格なイベントがちょこちょこあるのもわらべ館さんの隠れた魅力♪

館内も大人が入っても楽しめる空間です。特に3Fのおもちゃの世界は子ども時代に遊んだ懐かしいものから、デザイン性の高い海外の知育玩具や、貴重なブリキのおもちゃ＆郷土玩具の展示もありと見応えあり。 一度も入ったことないなんて方は、これを機会にぜひぜひ。