鳥取大学で授業
鳥取大学には地域学部という全国でもちょっと珍しい学部がある。
読んで字の如くだけど、地域をフィールドに様々なことを学ぶ学部だという認識。
そんな学部なこともあり、自分が
トリの話しbaを主催してるということで、
「ボランティア論」という科目で今年も90分程授業を依頼いただいた。
テーマは『マチをよくするとは』。
今回で2回目となる。
去年は主に話しbaとは何か?というところに時間を割いて、
説明っぽく終わってしまっていたので、
今年はもっと自分のまちのことを考えたりする時間を長く取りたいと思った。
でも、"マチをよくする"というのはかなり抽象的なテーマな気がする。
まず、"よくする"ということが、どの角度からどうアプローチするか?
ということが重要だと思う。
よくするためにはダメな部分も認識しないといけない。
そして、これは結論だけど自分に出来ることを考えて行動に移すこと。
ということで、今年はいきなり話しbaとは何ぞや?
ということを話し始めるのではなくて、
自分が話しbaを立ち上げるに至ったまでのプロセスを体験してもらった。
其の1。マチのことを考えよう
生徒達は、県外から来ている子がほとんどなので、思い入れのあるマチも違う。
だから、まずは自分が愛着あるマチのことを思い出してもらった。
新興住宅街なのか、古い商店街なのか、山間部の田畑拡がるマチなのか。
お店はどんなものがあるのか。公共交通はどんなものがあるのか。
様々だと思う。
其の2。マチのいまいちな部分は?
イメージしてもらってからは、そのマチのもっとこうだったらなーと思う、
いまいちに感じる部分を書き出してもらった。
残念に感じるところにこそ、マチをよくする種がある。
其の3。解決するために自分に出来ることは?
ここが一番重要だと思う。
みんな、いまいちな部分は感じとれるけど、
そこで文句や愚痴を言って終わりではなくて、
それを解決するために今の自分には何が出来るのか?を考えてほしかった。
文句や愚痴を言ってるうちは傍観者だけど、
自分には何が出来るのか考え出した時点でプレイヤー側になる。
そして、マチと、自分自身と向き合うことになる。
何でもいいと思う。
自分が好きなアーティストにLIVEツアーに来てほしかったら、
まずはWEBでそのアーティストのことを発信するのも一つのアクションだ。
公共交通が乏しかったら、行政や企業に提案書を出してみるだけでもいい。
些細なことでも、自分から何かしら動けば世界が変化するきっかけになる。
学生達には3まで紙に書いてもらった後、4名1グループで、
意見交換をしてもらった。その後、一番よい提案だと思った人を決めてもらい、
グループ代表で発表してもらった。
その後、自分が何故話しbaを始めたか。何に着目したか。
話しbaはどんな企画で、どういう風に進行するのか。
参加者にはどうなってもらいたいのか。
そんなことを話して、終わりの時間になった。
まだまだ話足りないことだらけ。
いろいろと後悔は残るけど、去年よりは良い時間だった気がする。
何かを伝えるって難しい。
でもやっていくと方法が少しずつ見えてくる。
今日の生徒が一人でも、将来何か行動をしてくれるといいなぁ。
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