"すべる"ゴム製品の商標ロゴ
2025年お仕事紹介その②
イナバゴム株式会社様の新製品である『すべるゴム』の商標登録ロゴを作成しました。
始まりは、2024年の11月に事業担当者様よりご連絡いただいたことからでした。
一般的なゴムは滑り止め効果があり、摩擦力が強いのですが、『すべるゴム』は素材自体の摩擦係数を低くすることですべりやすくしたゴムということで、例えば、金属製品にゴムパーツを取り付ける際に、通常ゴムだとグリスを塗ったりと時間がかかるところを、『すべるゴム』だとスルっと短時間で取り付け可能というイメージの製品でした。
素材自体の工業製品のロゴ依頼というのは、珍しい案件でしたが、展示会等に出展された際に印象に残るようにPRされたいとのこと。
今回は商標登録もということで、弊社と提携しておりますONION商標知的財産事務所さんとの展開している「ロゴトアール」サービスでの案件として進めていきました。
まずは、オンラインで東京のONIONさんとも繋ぎ、商品のことやロゴの用途、どの分野で登録されたいか?等のことをヒアリングいたしました。
その後、ネーミングの調査と並行し、ロゴデザインも進行。
イナバゴムさんのシンボルロゴの流れを意識しつつ、社名にも入る"イナバ"=因幡地方。
その因幡地方の日本神話である「因幡の白兎」をモチーフに、スルっと足を滑らせて驚いているような感じを表現してみました。
ロゴタイプの文字も、"すべる"という文字の先端を細くしたり、曲線にすることで滑る感じを出しています。
あと、シンボルのうさぎ部分はひらがなの"べ"にも見えるようになっており、文字だけでも成立するロゴ組みにもなります。
このデザイン案にてリサーチをかけ、問題なさそうでしたので、商標はシンボル+ロゴタイプで出願手続きに進みました。
通常、出願から登録されるまで、10ヶ月ぐらいかかりますので、その間は(R)がつかないロゴデータを使用いただき、無事登録されてからは(R)をつけたロゴが使用可能になるという流れになります。
↑ 2025/8/4の日本海新聞記事より
登録完了までも、様々な展示会に出展され、幕張で開催された展示会では、鳥取県のブースの中で1番の集客があり、会社としても過去最高の集客となり、問い合わせも増えているとのことです。
やはり、ロゴがあることでまずは目を惹くこととなり、他社との差別化、信頼性、注力性を感じれるものになるのだと思います。
そして、そのロゴを商標登録することで持続性を守っていくことができます。
『すべるゴム』の商標登録は2025年1月ごろ出願され、予定通り10月に無事登録完了されました。
長く安心して事業をなさっていきたい方、ぜひご相談くださいね^^
↑ [第37回 ものづくり ワールド [東京] 2025] イナバゴム株式会社さんの『すべるゴム』紹介
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