トリの話しbaのこと② 〜始めるまで

前回のつづき。

誰でも気軽に集まり話しが出来る場の必要性を感じたのは、いくつか思うことがありました。


1つ目に、

IJUcafeで出会った人が中山間地でイベントや取り組みを立ち上げ始めたりした中で、

なかなか広報が行き届かず、魅力的な内容なのに伝わっていなくて、

もったいないなーと思ったこと。


2つ目に、

市内にまちづくりの団体や、社会問題解決のためのNPO等もたくさんある中で、

似たようなゴールに向かっているのに、連携なくバラバラな動きなこと。

原因は様々あると思うけど、お互いに活動を始める際の想いや活動内容を話したり

聞いたりする機会がないのでは?と。


3つ目に、

2012年の春に大問題になった市庁舎新築移転のこと。これはかなりのインパクトでした。

新築移転か、耐震改修かで意見が割れ、異例の住民投票にまで発展。

 (詳しくは、市庁舎新築移転を問う市民の会HPへ)

この時、5月に開催された「若者意見交換座談会@パレットとっとり」に参加したのだけど、意見交換というより、一方的な説明会に近い内容だったことに落胆。

ここまで大問題になったのは、市側から市民への説明不足であったり、市民側の市政への無関心であったり、そしてお互いに意見を交わし合う場の欠如だと思いました。

そこには、配慮・仕組みの足りなさと、東部地域の気質も相当影響しているのでは?と。

人口が少ないゆえの、村社会的な思っていることを表立って口に出さないことや、

公務員が人口比で多いことでの、波風立たせず、穏便に済ませたいというムード。

もちろん、それらは文化、歴史、地形、気候にも影響されて出来上がったものでもあるけど、とにかく、自分自身も東部人で気質を理解できる分、そこを変えていかないと、

また同じような問題が起きる可能性はあるし、何より街が良くならない気がしました。


この問題にアプローチするには、公務員になり内部から変えていくことも考えられるけど、

自分は市民側からのボトムアップでアプローチしていきたいなと。

この辺りの想いは主催メンバーにもこれまで話してなかったかもしれません。



上記のような課題と危機意識を持ちつつ、それを解決するには立場関係なく、

フラットに話しが出来、様々な職種、年代の人が集まる場があれば良いのでは?

という結論に行き着いたのです。


そして、開催場所は中心市街地にしたかったです。

Uターンしてから駅前を中心に探索したけど、以前のような賑わいが感じられず。

でも、新たに小さなセンスのよいお店が出来ていたりと同時に希望も感じたので、

街の顔となる中心市街地にもっと注目をしてほしいと思いました。


善は急げということで、

6月にNPOの方、街でお店を営む方、IJUcafeで出会った仲間等10名ほどに声をかけ、

場づくり会議をカフェで開催。


場づくり会議では、”鳥取市に合う場や、やり方はどんなものか?”を考えました。

基本設定は、無理なく最悪自分一人でも継続出来るもので。


開催頻度は月に一度。

時間は、仕事終わりにふらっと参加できる平日夜。

場所は中心市街地内で、会議室のような堅苦しい場所ではなく、雰囲気のあるオープンな場所。スタートは登録有形文化財である五臓圓ビルギャラリーで開催することに。

内容は出来るだけ敷居を下げたものにしようと思いました。

とにかく多様な人に参加してもらえる楽しい場にすることがまずは重要だなと。

楽しくないと人は集まらないんですよね。

なので、ワークショップのように考えて結論を出すということではなく、ただ話すだけ。

でも、人は話すことから全ての関係性が始まっていきます。

手法としては、世界的に広まっている”ワールドカフェ方式”が良いという案が出て、

面白そうなので取り入れよう!となったのだけど、ワールドカフェそのままではなく、

少し鳥取に合うようにアレンジしようということになりました。


話し合う中で決まっていったことは、


①毎回異なるトークテーマを設ける

何かきっかけが無いと話しずらいので、年代・職業関係なく話せるテーマを設定することに。そのテーマについて自由に意見交換してもらう。


②5名1テーブルであること。

これは1回目開催後に5名だと、3:2で会話内容が別れたりするので、

2回目以降からは4名に変更。

③会話時間は1回を30分以内にして、メンバーチェンジを2回トークタイムは計3回行う。

これにより、その日に上手くいけば新たに9人程度と会話することが可能。


④テーブルには模造紙とペンを用意する。

模造紙には会話の中で気付いたことや、面白いと感じたことを自由に書いてもらう。

それが最後参加者の会話の痕跡となる。ただ、メンバーチェンジの際に全員移動すると、

次にそのテーブルに座った方が書いてある内容が気になった時、

説明出来る人がいなくなるので、一人残る人を決める。

残る人は、次のメンバーに模造紙のことを聞かれた時に答える役目。

ただし、終わりまでそのテーブルに残らなくても良い。


⑤最後に告知タイムを設ける

イベントのお知らせや、活動の紹介等、参加者全員に呼びかける時間を。

直接呼びかけることで、ただチラシや案内をもらうより理解が深まることになる。


等々、意見を交わす中で「ひとまず1回やってみよう!」となり、

開催日を翌月に設定し、準備に走り始めました。


イベント名であるトリの話しbaは、直球に"鳥取"と"話しをする場"の造語。

ロゴのデザイン等に込めた想いはこちらを参照。


と、ここまでがトリの話しbaが立ち上がるまでのこと。



今回3/21(月)の40回目は普段と違い、お彼岸の三連休最終日昼間ということもあって、

会場の席が埋まるか非常に不安だったのだけど、総参加者40名で開催できました。

前回ブログの冒頭で、今回が”意義深いこと”と書いたのは、

3つ目の理由へのアプローチが、今回40回目の話しbaで鳥取市鳥取市中心市街地活性化協議会住もう鳥取ネットと共催できたことにより、

少しだけ叶ったかな?と思えたから。


民間で始めた企画(場)を行政の方と一緒に考え、開催できた事例を作れたことは素直に嬉しいです。

話しbaは補助金等に頼ることなく、自己資金+参加費のみで立ち上げて継続開催してきたので、何の縛りも制約もなく内容を企画できる立場にあります。

このパワーバランスが重要ではないかと。どちらかに偏りすぎると良くないですよね。

話しbaは常に中立な存在・場でありたいと意識しています。


そして、共催にて開催してみて良かったことは、普段だと開催を躊躇う休日昼間に設定できたことや、開催費もそれぞれに出し合えたので、託児の用意や、チラシ等での広報もでき、夜開催だと参加出来ない方に参加いただけたこと。

メディアへ広報もしていただけたので、日本海新聞、読売新聞、いなばぴょんぴょんネット等の取材もあったことでした。


そして、

1番は市の方から直接施策を説明いただく機会は貴重だということ。


市報やHPで随時説明は読めるけど、やはり担当の課の方からの直接の説明は心に響きます。

ゲストトークを終えた後も、参加者と同じテーブルに入っていただいたし、同じ課の方も4名ほど参加いただけたので、普段接点があまり作れない行政の方と、直接参加者が話を出来る機会となりました。双方に得るものがある時間になったのでは?と思います。

ただ、今回の話しbaは入り口で、本格的なワークショップ形式での意見交換の場が、来月以降に鳥取市主催で開催されます。

そこで出た意見は、来年度の政策にも参考に取り入れられるとのことなので、その場をどれだけ有用な時間と出来るかが重要だと思っています。少しづつ、行政と民間の接点を増やしていき、お互いにプラスになるような場が増えていくことを期待しつつ、その動きを加速できるよう引き続き行動していきたいなと思っています。


最後に、ここまで続けて来れたのも、主催メンバーや、ゲスト、参加者の方、家族の支えがあってのこと。感謝感謝!これからもどうぞよろしく^^



以下↓ 2016.7.19追記


6/21に『居住ワークショップ第1弾』開催。

7//21に『居住ワークショップ第2弾』開催です。

話しba共催での流れで、ワークショップ企画にも関わらせていただいてます。

施策につながるような意見が出るように内容構成を考えています。

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